関節炎対策

コンドロイチンと軟骨

人の体の中に存在するコンドロイチンは、特に軟骨部分に多量に含まれています。
成分構成をみると、水分、コラーゲン、軟骨細胞、そしてプロテオグリカンという成分で構成されています。
プロテオグリカンはムコ多糖の1種であるグリコサミノグリカンという成分とタンパク質が組み合わさっている「複合体」の状態で存在しています。

プロテオグリカンはタンパク質の芯の部分にコンドロイチン硫酸がくっついたもので、これがコラーゲンの芯の部分に付着しています。
枝のようにくっついたプロテオグリカンはその細い枝のような形状の部分に水分をぐっと引き寄せて保持するという力をもっているのです。
軟骨内に存在するコラーゲンはコンドロイチンがあることで80%という水分を保持し、常に軟骨が滑らかに動くように働いているのです。

年齢を重ねていくと少しずつ関節に痛みが出たり、関節の動きが鈍くなったりします。
コンドロイチンという成分は年齢を重ねていくと徐々に体内での生産量が減少し、コラーゲンやヒアルロン酸同様、欠乏状態になっていくのです。
関節が弱くなったり、痛みが出てくると、外出するもの嫌になりますし、動くこともつらくなります。
関節が健康に動くことは、元気に年齢を重ねていくために必要なこと、つまり、コンドロイチンも常に補充が必要になるのです。


このページの先頭へ